時間を留めた街。
海峡の風を一身に受けながら、今日も静かに、この街の時間は過ぎていきます。
街の過去を知っている人々は、留めておかなければならない愛着や、人情という
情緒を後世に残すために生活しているように思えるほど、純度が高く、潔い。
かつての港町の繁栄をほのかに残して、どこかで止めてしまった時間というより、
心の何処かにしまっておきたい、留めている時間がそこには存在します。
留めるという行為で残された、この街の※数々のしるし達は、
過去を知らない、イマの人々を魅了し続けているのです。
※数々のしるし・・・たくさんの文化財がこの街には残されています。