新旧織りなす、
今日もていねいに
暮らす街。
下関の地元民は皆、口をそろえてこう言います。住みやすい街だと。
どこまでも続く海沿いの一本道。そこに聞こえるのは、波の音、鳥の囀り。
そこに見えるのは、空と海の区別の出来ない青、それに沿ってゆっくりと単線は走ります。
新下関駅周辺は新興住宅地。かつての広大な田畑の景色は大型スーパーや住宅地に変わったものの
その住みやすさは健在で、それは、道の広さでも、便利さでもなく、下関のつくりだす「時間」が
暮らしやすさに直結しているのでしょう。
新しさとは、期待と驚きと刺激。でもきっとそこに不安を感じさせないのは、
昔からある自然をそのままに、新旧の「時間」を共生する街だからこそ可能な包容力なのでしょう。